意味あるビジネス合宿にする3つのポイント──非日常でオフィスでは得られない価値を得る

Myoko Workation column

こんにちは、妙高ワーケーションセンター ワーケーションコーディネーターの竹内義晴です。

みなさんは、会社のメンバーと「合宿をしたい」と思ったことはありますか?

ビジネス合宿には、経営層が行う「役員合宿」や、普段の、会社の会議室ではないところであえて行う「オフサイトミーティング」、IT企業などが短期間で集中して作業する「開発合宿」、新入社員研修を兼ねた「新入社員合宿」など、いろんな形があります。

「合宿」という言葉が示しているように、ビジネス合宿には、オフィスとは異なり「同じ場所で寝泊まりする」ことで、集中して業務を行ったり、交流を深めたり、オフィスでは見えない人となりが見えたりする効果がありますが、この記事では、「意味あるビジネス合宿にする。3つのポイント」について、お話します。

業務時間に行う=仕事である

ワーケーションは「仕事と休暇の組み合わせ」と言われます。個人で行くんだったら、仕事の合間に観光したり、温泉に入ったりと、さまざまな関わり方があっていいと思っています。

一方で、企業として取り組む場合、業務時間に行うことになります。その場合、当然ですが、「仕事である」ことが絶対条件であり、業務に役立つ必要があります。

また、「オフィスでは得られない目的や価値」を見出す必要があるでしょう。このことから、意味あるビジネス合宿にするポイントは、

  1. 普段とは異なる環境で
  2. 普段とは異なることを行うことによって
  3. 普段では得られない価値を得ること

と言えるでしょう。

ビジネス合宿の目的や価値

では、ビジネス合宿の目的や価値には、どんなものがあるでしょうか?

人材育成の機会

1つは「人材育成の機会」です。

人材育成の一環として、地域の課題を解決するために、特に若手や中堅社員の皆さんと地域の中で車座になって議論しながら、地域課題を解決することを企業研修のような形でビジネス合宿に取り組んでいる企業があります。

また、会社の枠を超えて、異なる価値観に触れる機会にしている企業もあります。たとえば、先日、わたしもある地域に行って、林業を営んでいる方と話をする機会がありました。普段、関わることのない業種の方だったこと、また、林業の第一人者であったことから、その熱い想いに接し、会社の中では感じえない刺激を得ることができました。

このように、異なる価値観に触れることによって学びを得ることを越境学習と言いますが、ビジネス合宿は越境学習の機会になります。

チーム作りの機会

2つ目は「チーム作りの機会」です。

いわゆる、スキル研修のような、直接的なセミナーや研修の機会でもいいのでしょうし、特に近年のテレワークの広がりの中では、薄れがちなコミュニケーションの機会になります。

単に、コミュニケーションの機会とするなら、オフィスでもよいですが、社員が全国各地にいる場合、オフィスでは、参加メンバーの偏りが出るため、フラットな関係性を構築するには、ビジネス合宿の場所は偏りがないほうがいいように思います。

また、以前から行われている役員合宿やオフラインミーティングも、チーム作りの機会の一環ですね。

組織の課題解決の機会

3つ目は、「組織の課題解決の機会」です。

たとえば、都市部の企業が「地方の顧客を増やしたい」といった課題がある場合、都市部でイメージする顧客層と、実際の声や価値観は違うケースが少なくありません。その場合、実際の声を聞くような場があると、いいですよね。

また、IT企業であれば、2泊3日とか集中的に開発したり、アイデアを出したりする開発合宿やハッカソン、アイデアソンの場として活用するケースもあります。

中堅社員研修の事例

ここからは、事例をご紹介します。

2022年5月、日本能率協会グループのJMAホールディングスさまのラーニングワーケーションを5日間、ご一緒させていただきました。日本能率協会さまといえば、「能率手帳」や人材育成を行っている企業として有名ですが、JMAホールディングスさまは日本能率協会グループ株式会社4社の持株会社です。

今回は、グループ企業約20名の中堅社員の研修を実施。集合研修のほか、妙高でスマート農業を行っている企業の視察や、 グループ法人間の人材交流の機会として、アウトドア専門家を招いてのトレッキングや炊き出し体験、薪割りなど多くのアウトドアメニューを提供したほか、「場所」にとらわれない働き方について実践者の方の講演会を実施しました。

このように、「会社ではできないこと」を行うのが合宿型のワーケーションです。

ビジネス合宿のコンテンツ例

ビジネス合宿のコンテンツとしては、いくつか考えられます。

実務に直接役立つもの

いわゆる、会社の会議室で行うようなセミナーやワークショップをやってもよいでしょう。ワーケーションコーディネーターの竹内は、本業で組織づくりやコミュニケーションの企業研修や講演を行っています。実務に役立つ知識を学ぶのもよいかと思います。

また、ワークショップもいいですね。普段の会社の中で行うように、ファシリテーターを立てて行うワークショップもいいでしょう。しかし、あえて外の人に関わってもらうことで、議論に集中できたり、客観的な視点が得られるといったメリットがあります。

また、自然の中での経験学習など、「地域ならではの学び」もあります

人間関係を育むもの

ビジネス合宿には、人間関係を育むコンテンツもあります。

たとえば、焚き火やそば打ち、野鳥観察といったものは、普段の業務中ではなかなか見えない人となりが見えます。

また、森林セラピーは、ストレス改善効果がエビデンスとして提示されているプログラムですが、もし、チームの中でストレスの課題感がある場合は、こういったプログラムを行うこともできます。

福利厚生としてのビジネス合宿

少し話はずれますが、ビジネス合宿を福利厚生として捉えるのも1つの方法です。

福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があり、法定外福利厚生には、健康や職場環境、自己啓発、育児・介護支援などがあります。ビジネス合宿を福利厚生として利用すると、費用となるため経費の扱いとなります。

また、在宅勤務の広がりによって、多くの方が仕事と子育ての両立の真っ只中にいます。法廷が福利厚生には、育児も含まれていますが、「親御さんは仕事をし、お子さんは地域体験」といった親子ワーケーションのような取り組みを、社内の子育て家庭で実施することができると、お子さんを育てている社員の方々のリフレッシュになるように思います。

旅行代理店と妙高ワーケーションセンターの違い

冒頭で、意味あるビジネス合宿にするポイントは、

  1. 普段とは異なる環境で
  2. 普段とは異なることを行うことによって
  3. 普段では得られない価値を得ること

の3つとお話しましたが、「どこに手配するか」が課題になるように思います。なぜなら、旅行代理店のようなところに依頼すれば、「普段とは異なる環境で」は実現できるかもしれませんが、「仕事の役立つ」といったことを考えた時、他の2つは難しそうです。

また、ビジネス合宿の内容を自分たちで考えることはできますが、自分たちだけだと、思考の範囲は限られるために、どうしても「普段と似たようなこと」を、「普段と同じ人たちで」となってしまうために、「普段では得られない価値を得る」のは難しそうです。

妙高ワーケーションセンターの場合では、「地域に精通したスタッフ」と「企業研修に精通したコーディネーター」がいます。そのために、まずは、企業のみなさまの困りごとや希望をお伺いしたうえで、「地域のこれとこれを組み合わせると、このような学びになるな」「目的が果たせるな」といった、ビジネス合宿のコーディネートをしています。

なお、企業によっては、「学び重視にしたい」「交流重視にしたい」など、さまざまなご希望があろうかと思います。また、温度感もさまざまでしょう。

せっかく妙高にご来訪いただくのであれば、

  1. 普段とは異なる環境で
  2. 普段とは異なることを行うことによって
  3. 普段では得られない価値を得ること

が可能なビジネス合宿が実現できるといいなぁと思っています。

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