【7月】第8回 新潟県妙高市 夏休み親子ワーケーションレポート──回を重ねて広がる新たな関係性

Myoko Workation column

こんにちは。妙高ワ―ケーションセンターの竹中 結花です。

妙高ワーケーションセンター(妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会)では、2025年の夏休み期間中にあわせて、8回目となる「夏休み親子ワーケーション」を開催しました。

毎回大好評につき、今回はできるだけ多くのご家族がご都合に合わせてご参加いただけるよう、7月27日(日)〜29日(火)と、8月17日(日)〜19日(火)の2回にわけて実施しました。

この記事では、7月開催時の現地レポートや参加者の皆様からいただいたご感想、お子さんの反応について、お伝えします。

夏休み親子ワーケーション 1日目

1日目(7/27)はこのようなスケジュールです。

  • 12:40 上越妙高駅 集合
  • 13:30~15:00 国立妙高青少年自然の家にてオリエンテーション、アイスブレイク
  • 15:30~16:30 苗名滝散策
  • 17:00 ロッジ遊山 チェックイン
  • 18:00~19:00 夕食(夕食後はフリータイム)

今回はキャンセルもあり、最終的に親子4組10名での開催となりました。参加者の内訳は、初参加が2組、リピーターが2組です。リピーターの方も、新たに初めて参加されるご家族と一緒にお越しいただきました。

集合後、国立妙高青少年自然の家に移動して、自己紹介とアイスブレイクを行いました。3日間一緒に活動していただくのは、国立妙高青少年自然の家の志賀さんと玉木さんです。

参加者同士の交流やお子さんたちが活動する施設を知ってもらうために、簡単なゲームや館内オリエンテーリングを行い、初めての参加者もすぐに打ち解けていました。

次に訪れたのは、妙高市を代表する観光スポット・苗名滝です。滝つぼ近くの展望ポイントまで歩くと、迫力ある滝の姿に歓声があがり、親子で写真を撮る姿も見られました。

自由時間には、ニジマスにえさをあげたり、アイスを味わったりとリフレッシュするひとときを楽しんでいました。

観光を楽しんだ後は、ロッジ遊山に移動しました。

貸切にしていただいているため、のびのびと過ごしやすく、アットホームな雰囲気が素敵な宿です。参加者からも「宿のオーナー夫婦がとても親切で温かく迎えてくださったのが嬉しかったし、食事も手作りかつ地元の食材でとても美味しかった」「貸切なので他のお客様のことを気にせずに過ごせて良かった」といった声がありました。

夏休み親子ワーケーション 2日目

2日目(7/28)はこのようなスケジュールです。親御さんとお子さんが完全に分かれての活動となります。

親御さん

  • 9:00~12:00 MYOKO BASE CAMPにてワークタイム
  • 12:00~13:00 併設のカフェで昼食
  • 13:00~17:00 ワークタイム

お子さん

  • 9:30~12:00  国立妙高青少年自然の家にて源流探険
  • 12:30~13:30 食堂で昼食
  • 13:30~16:30 室内プログラム(クラフト体験など)

親子

  • 17:30 宿にて合流
    18:00~20:00 BBQ、花火

親御さんの活動

親御さんは、妙高市テレワーク研修交流施設「MYOKO BASE CAMP」にて夕方までワークタイムとしました。

MYOKO BASE CAMPは、コワーキングスペースのほか、リモート会議ができる会議スペースも有料で借りることができるため、それぞれの業務内容にあわせて自由に利用していただいています。

また、ワークに集中できるだけでなく、お子さんと少し離れて自分の時間を自由に過ごせるのも妙高 親子ワーケーションの特徴です。

お昼には、施設内のNAGOMI CAFEにて昼食をいただきました。参加者同士が交流できる時間にもなり、私たちにとっても親御さんから色んな意見が聞けて、大変貴重な機会となりました。

お子さんの活動

お子さんは、国立妙高青少年自然の家にて、午前中は源流探険をしました。源流探検は、川の原点を目指して上流に向かって沢をのぼっていく毎夏恒例のアドベンチャープログラムです。

今回は少人数だったこともあり、最終地点までたどり着き、みんなで湧き水を観察しました。途中でカエルを捕まえて観察したり笹船をつくって遊んだりと、自然の魅力を存分に楽しむ姿が見られました。

食堂で昼食をいただいたあと、午後は工作や火起こし体験をしました。

協力して木を切ったり、みんなでおやつを食べたりと、すっかり仲良くなってまるで昔からの友達のように過ごしているのが印象的でした。

親御さんと合流して、宿に戻ったあとは、交流会を兼ねてバーベキューをしました。お肉はもちろん、自家栽培の野菜や手作りの漬物が美味しいと大好評でした。

私たち運営側も親御さんとお話しする機会にもなり、とても楽しいひとときでした。

花火のあとは、宿のオーナーさんにご協力いただき、スイカ割りもしました。みんなで協力して割ったスイカは、いつもより甘くて美味しく感じました。

最後に手持ち花火をして、噴出花火が上がると、子どもたちの歓声で楽しい一日のフィナーレとなりました。

夏休み親子ワーケーション 3日目

3日目(8/29)はこのようなスケジュールです。3日目も、午前中は親御さんとお子さんが分かれての活動となります。

親御さん

  • 9:00~12:00  MYOKO BASE CAMPにてワークタイム

お子さん

  • 9:00~12:00 国立妙高青少年自然の家にて森探険

親子

  • 12:30~13:30 合流して昼食
  • 13:30~14:00 振り返り
  • 14:00 ハートランド妙高 出発
  • 14:20~14:40 道の駅あらい立ち寄り
  • 15:00 上越妙高駅 解散

親御さんの活動

親御さんは、2日目同様に妙高市テレワーク研修交流施設「MYOKO BASE CAMP」にて午前中はワークタイムとしました。

参加者の皆さんは、2日間とも普段どおりの業務をしつつ、周辺散策やカフェ、サイクリングなどを楽しんでいた様子でした。

お子さんの活動

お子さんは、国立妙高青少年自然の家にて、森探検を行いました。

虫取り網を持って森の中を歩きながら虫探しをしていると、なんと大きなカブトムシを捕まえることができました。みんな大喜びで、まるで宝物を見つけたようなキラキラした表情が印象的でした。

お昼は、ハートランド妙高に移動して、親子で流しそうめんを楽しみました。ご家庭ではなかなかできない体験で大盛り上がりとなりました。

最後の振り返りでは、お子さんたちが親御さんと離れている間にどんな活動をしていたのかを知っていただくために、3日間の活動をまとめた動画をご覧いただきました。

そして、お子さんたちに仲良くなったお友達一人ひとりに書いてもらったメッセージカードでつくった寄せ書きをサプライズでプレゼントしました。

「ずっと友達だよ」「一緒に遊んでくれてありがとう」など素敵なメッセージが書いてあり、お別れを寂しがり涙する姿に、お子さんたちの絆の深さを感じ、私たちも胸がいっぱいになりました。

上越妙高駅で解散となりましたが、帰りの新幹線でもずっと一緒にいたいとのことで、みんなで一緒に座って帰ったとのお話を聞きました。

参加者のみなさまからいただいた声

ここからは、参加者のみなさんからいただきましたご感想(抜粋)をご紹介します。

全体を通してご意見・ご感想など

  • 豊かな自然の中で仕事をしたり、リフレッシュしたり、美味しいものを食べたり、子供やワーケーションで出会った皆さまと一緒にのんびりと楽しく過ごす時間は本当に宝物です。
  • 今回も素敵な親子さんとのご縁に恵まれてとても幸せでした。LINEで写真を共有したり、お誕生日のお祝いメッセージを頂いたりしてワーケーション終了後も繋がりを持てたことがとても嬉しかったです。
  • 親子共々、第二の故郷に帰るような気持ちで毎年参加するのを楽しみにしていたので、子どもも小学6年生となり、参加できるのは今回が最後だと思うと本当に寂しい気持ちでいっぱいですが、これからはワーケーション以外でも妙高を訪問したりしながら緩やかに繋がり続けたいと思います。
  • 子供のためになれば良いなぁと思って参加しましたが、大自然と皆さまの優しさで親の方が癒されました。子供の自然体験を安心して任せられたこと、子供同士が仲良くなったこと、お母さん方とお話出来たこと、大人のことも優しく面倒見て頂いて嬉しかったです。
  • 下の子(幼児6歳)を連れて行くことにドキドキしてましたが、皆さまのおかげでハードルは下がりましたし、参加者の皆さまにも助けられました。毎回、今回が1番楽しかったと言ってますが、また上書きされて今回が1番楽しかったです!
  • 個人差あると思いますが、小2くらいから主体的に楽しめて、親も生活のお世話を負担なくできるかなと感じました。
  • 子どもはもちろん、親にもおもてなしの心意気が感じられるプランでした。送迎はもちろんみなさんとても丁寧に対応いただき、日々仕事や家事でのストレスを忘れられた時間でした。

親御さんからみたお子さんの変化やお子さんのご感想

  • 楽しくて楽しくて仕方なかったようで、源流探検のことをパパに自慢しています。下の子も自分でいろいろできるようになり成長したなと感じます。
  • これまでよりリーダーシップを発揮することができ、スタッフさんに成長したねと言われて嬉しかった。みんなが書いてくれた寄せ書きにすごく感動して、今回もみんなとのお別れがとても寂しくて泣いてしまった。中学生になっても参加したい。
  • 参加後は、進んでお手伝いや歯磨きなどしていて、自信がついたように見えます。
  • 楽しかった、また行きたい、といきいきした顔で語ってくれています。

今回の親子ワーケーションを通して、思ったこと・感じたこと

今回もリピーターの方に2組ご参加いただきましたが、いずれも「初めて、弟やお父さんが一緒に参加してくれた」ことが印象的でした。

初めて弟を連れて参加したご家族は、親子ワーケーションに向けて「着替えを一人でできるようにする」など事前に準備を進めてきたとのことでした。

また、初めてお父さんも一緒に参加したご家族は、お子さんが今年6年生で、親子ワーケーションへの参加も最後になることから、家族での思い出のために参加してくださったと伺いました。

こうしたお話を聞くたびに、私たちもお子さんの成長やご家族の大切な時間に少しでも関われることに喜びを感じ、改めてこの取り組みのやりがいを実感しています。

そして、お子さんはもちろんですが、親御さんにとってもワークだけでなく「日々仕事や家事でのストレスを忘れられて、リフレッシュできた」との声もあり、それぞれのご事情や状況に合った「いろんな過ごし方ができる」親子ワーケーションとして今後も続けていきたいと感じました。

親子ワーケーションの今後について

2022年3月にスタートした「妙高 親子ワーケーション」は、これまでに60組を超える多くの方にご参加いただき、回を重ねるたびに少しずつ改善しながら続けてきました。

今後も「参加してよかった」「また参加したい」と思ってもらえるような親子ワーケーションを目指して取り組んでいきたいと思います。

そして、今回のように、中学生になって親子ワーケーションも「卒業」していく子が増えてきましたが、これまで参加してくださった皆さんとの関係性を継続していけるような新しい企画も考えています。

改めまして、参加者の皆様、ご協力いただいた地域の皆様、本当にありがとうございました。

次回は、2026年3月に「第9回 春休み親子ワーケーション」を開催予定です。ご興味のある方は、ぜひご参加お待ちしております!

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妙高ワーケーションセンターでは、大人から子供まで参加できるワーケーションを企画しております。企業単位や学校単位など、柔軟に企画いたします。お気軽にお問い合わせください。まずはお問い合わせフォームから。