妙高 春休み親子ワーケーションレポート――「また妙高でみんなに会いたい!」

Myoko Workation column

妙高ワーケーションセンターでは、2023年3月26日(日)~28日(火)にかけて「妙高 春休み親子ワーケーション――特別な春休みの思い出に」を開催しました。

「せっかくの春休み。子どもは普段できない体験をさせてあげたい。でも、平日だから仕事はちゃんとしたいな」――このようにお考えの親御さんのために企画した親子ワーケーションです。

2022年3月の春休み2022年8月の夏休みに続く3回目となる今回は、親御さん6名、お子さん9名(4歳〜9歳)の計15名にご参加いただきました。

この記事では、3日間の親子ワーケーションでの様子についてレポートします。参加者の皆様からいただいたご感想やお子さんの反応についてもお伝えします。

親子ワーケーション 1日目

1日目(3/26)はこのようなスケジュールです。

  • 14:00 国立妙高青少年自然の家に集合
  • 14:00~16:00 オリエンテーション、アイスブレイク
  • 16:00 ロッジ遊山へ移動

親御さんに安心してお子さんを預けていただくためには、お子さんの活動場所がどんな施設なのか、どんなスタッフと活動するのかを知っていただくのも重要であると思い、今回の集合場所は、お子さんの活動場所である「国立妙高青少年自然の家」としました。

参加者の皆さんには、前回の春休みまたは夏休みにも参加してくださったリピーターの方が4組いらっしゃいました。「子どもが『また、〇〇〇くんに会いたい!』と切望したので、参加した」という声もあり、運営側としても大変嬉しく思いました。

簡単なオリエンテーションの後に、国立妙高青少年自然の家にご協力いただき、親子同士や他のご家族、スタッフとも交流できるようなアイスブレイクを行いました。

最初はやや緊張気味だった皆さんも、色んなゲームを通して和気あいあいとした雰囲気になり、お子さん同士もすっかり仲良くなっていました。

そのあとは宿に移動して、夕食の時間です。

今回の宿泊場所であるロッジ遊山では、参加者の皆さんが気兼ねなく過ごせるようにと、完全貸切にてご対応いただきました。

おかげで、お子さんたちは一緒にお風呂に入ったり、お部屋で遊んだりと、楽しく過ごせたようです。

親子ワーケーション2日目

2日目(3/27)はこのようなスケジュールです。

親御さん

  • 9:00~17:00 MYOKO BASE CAMPにてワーク(昼食含む)
  • 18:00~ 親子で夕食
  • 19:00~ 交流会

お子さん

  • 9:00~12:00 雪上体験
  • 12:30~13:30 昼食
  • 13:30~16:00 室内プログラム
  • 18:00~ 親子で夕食

この日は、親御さんとお子さんは分かれての活動です。

親御さんはお子さんたちを見送った後、MYOKO BASE CAMPに移動しました。

MYOKO BASE CAMPは、自然豊かな妙高市池の平地区にあるテレワーク研修交流施設です。コワーキングスペースのほか、リモート会議ができる専用スペースもあります。

皆さん、それぞれ集中して日常の業務に取り組んでいる様子が見受けられました。親御さんからは「快適な環境で集中して仕事ができた」「しっかり仕事の時間が取れて良かった」などの声をいただきました。

昼食は、施設内にあるNAGOMI CAFE MYOKOにて、地元産の食材を使ったメニューをいただきました。お子さんと少し離れることで、親御さん同士でも会話を楽しみながらリフレッシュできる機会となったようです。

お子さんは、国立妙高青少年自然の家の室井さんと一緒に雪上体験をしました。

お子さんたちが前日にお話ししてくれた「やりたいこと、楽しみなこと」を元にプログラムを組み、そりやかまくらで遊んだり、雪合戦をしたりしました。

大自然の中には、新しい発見や気づきもたくさんあります。

「これはなんの足跡?」「これはなんの実かな?」など、お子さんたちは初めて見るものや触るものに興味深々。3月末でも雪が残る豪雪地帯の妙高ならではの自然体験となりました。

昼食のあとは、絵本の読み聞かせや積み木、塗り絵などをして遊びました。

それぞれ活動が終了したあとは、宿に戻り親子揃って夕食です。

今回は、お子さんだけでなく親御さん同士もお話しできる機会をつくりたいと思い、交流会を設けました。

お子さんはお部屋で遊んで、親御さんはお酒を交わしながらおしゃべり。それぞれ自由に過ごす時間をつくれるのも親子ワーケーションならではのメリットです。

私たち運営側としても、皆さんと楽しい時間を共有できたことが嬉しかったです。

親子ワーケーション3日目

3日目(3/28)はこのようなスケジュールです。

親御さん

  • 9:00~12:00 ワーク
  • 12:00~13:00 親子で昼食
  • 13:00~14:00 ワーク
  • 14:00~終わりの会

お子さん

  • 9:00~10:00 コースターづくり体験
  • 10:00~12:00 笹寿司づくり体験
  • 12:00~13:00 親子で昼食
  • 13:00~14:00 室内プログラム
  • 14:00~終わりの会

最終日は、妙高ワーケーションセンター(ハートランド妙高)での活動です。

ハートランド妙高は、農業体験や調理体験、クラフト体験など、地域資源を生かして都市部と地域の交流ができる施設です。Wi-Fiも完備しているため、ワークスペースとしても利用できます。

親御さんは、2日目と同様に集中して日常の業務に取り組みました。

お子さんは、はじめにオリジナルのコースターづくりを体験しました。

杉の木で作った木枠に好きな色のタイルを並べていきます。「パパ、ママへのプレゼントにしたい!」と一生懸命作っている姿が印象的でした。

コースターづくりのあとは、みんなで昼食作りです。親御さんの分までお子さんたちに作ってもらいました。

メニューは、妙高の郷土料理「笹寿司」です。

地元のお母さんたちに教えてもらいながら、笹を農作業で使う竹で編んだ「箕(み)」のような形に折っていきます。

その中に酢飯を詰めたら、いり玉子やそぼろ、しいたけなど好きな具材をのせて、完成です。

昼食は、郷土料理のたけのこ汁とお子さんたちが作った笹寿司を、親子そろって美味しくいただきました。

昼食のあと、親御さんがワークをしている間に、お子さんたちにこっそりお手紙を書いてもらいました。3日間で頑張ったことや楽しかったこと、感謝の気持ちをお手紙で親御さんに伝えることができました。

参加者のみなさまからいただいた声

ここからは、参加者のみなさんからいただきましたご感想(抜粋)をご紹介します。

親御さんからみたお子さんの反応

  • 男の子が多かったこともあり、すぐに打ち解けてとても楽しかったようです。兄弟げんかもあったようですが、周りのお兄ちゃんたちになだめてもらったりで、本当に助けられたようです。
  • 初めは人見知りな性格と女の子が少なかったこと、離れて活動することから少し微妙な反応でしたが、徐々に慣れていったようで最終的にはとても楽しめたようです。日中のプログラムはもちろん、宿で他の子と遊ぶのが楽しかったようでした。
  • 普段は雪の中で遊ぶことがないため、ソリ遊びや雪合戦などで思いっきり遊んだ体験はとても貴重でしたし、宿でたくさんのお友達と一緒に過ごす時間は一人っ子の息子には本当に楽しい時間になったようです。お友達とお別れすることが寂しいとつぶやいていて、また夏も行きたい!と今からリピートを熱望しています。

全体を通してご意見・ご感想など

  • 今年は交流会もあり、親同士がたくさん話せたことが個人的にとても嬉しかったです。子どもたちは大満足で、次はまたみんなに会いたい!と次回も参加する気満々です。本当に3日間ありがとうございました!
  • 今回、初めてのワーケーションでしたが、親子共々とても充実した3日間を過ごせました。親はしっかり仕事の時間が取れましたし、その間子どもはさまざまな体験をさせていただきました。妙高も初めてでしたが、また別の季節にも訪れてみたいと思いました。リピーターの方が多いのも納得です。
  • 前回同様にとても快適で充実した3日間でした。息子との楽しい思い出が増えてとても嬉しかったです。今回は大人同士の交流の場も設けていただけたので、より交流が深まりとても楽しく過ごすことができました。
  • 今回は特に1日目から参加者同士ある程度交流がもて、2日目にも親同士の交流もあり、とてもよかったです。

今回の親子ワーケーションを通して、思ったこと・感じたこと

今回は、6組のうち4組が前回の春休みまたは夏休みにもご参加いただいた皆さんで、妙高の環境をはじめ、「この人に会えるから、妙高に行く」といった関係性が構築できていることが大変嬉しく感じました。

また、今回の良かった点は、新型コロナ対策の緩和もあり、運営側も含めた大人だけでの交流の場を設けられたことです。

お子さんにとっての日常では味わえない「地域ならでは」の体験はもちろんですが、親御さんにとっても、交流を通じて新たな発見や気づきがあるのも親子ワーケーションの醍醐味だと思っています。

そして、普段、仕事と子育ての両立をがんばっていらっしゃるみなさんに、妙高のおいしい食事やお酒を楽しみながら談笑することで、リフレッシュしてもらいたいという想いもあります。

親子ワーケーションの今後について

親子ワーケーションには「集中してちゃんと仕事ができる」ことが重要だと思っています。

そのためには、お子さんを「安全に預けられる」ことや「快適な仕事環境をつくる」ことが必要ですが、まだまだ課題が多いことも実情です。

今後も皆様からフィードバックしていただいた内容を参考に、親子ワーケーションがよりよいものとなるよう、取り組んでまいります。

また、妙高ワーケーションセンターでは、これまで長期休みに合わせて親子ワーケーションを開催してきました。

今後の展開としては、平日であっても親御さんが働きやすい環境で、お子さんも普段とは異なる自然体験ができる機会を増やしていきたいなあ、と思っています。

最後に、改めましてご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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妙高ワーケーションセンターでは、大人から子供まで参加できるワーケーションを企画しております。企業単位や学校単位など、柔軟に企画いたします。お気軽にお問い合わせください。まずはお問い合わせフォームから。