妙高の「中」を見に行こう! ――国立妙高青少年自然の家

Myoko Workation column

国立妙高青少年自然の家

今回は、妙高市のワーケーション施設紹介として、妙高市にある「国立妙高青少年自然の家」をご紹介します。

国立妙高青少年自然の家は、親子ワーケーションで利用している施設で、青少年に家庭や学校では日常経験することができない、心身の発達に必要な多様な体験を大自然の中での活動を通して提供することにより、次代を担うたくましい心豊かな青少年の育成を図ることを目的とした教育施設です。

どんな施設で、どんな体験ができるのか?

施設の案内とともに、ご担当者の方にお話をお伺いしました。

ご担当者のご紹介

——それでは、おふたりの自己紹介をお願いします。

桑山 宗大さん(国立妙高青少年自然の家 次長)

桑山さん:こんにちは。国立妙高青少年自然の家の次長をしております、桑山 宗大と申します。国立妙高青少年自然の家では、2回目の勤務となります。

プロフィール写真にもあるとおり、バイクが好きで、昔、バイクで日本一周をしたこともあります。それで、自然の家でのキャンプネームは、ライダーという名前をつけています。

子供達と一緒に自然体験を作っていくということが、今の仕事です。

※注:キャンプネームとは、キャンプなど野外活動で、距離感を縮め、親睦を深めるための「あだ名」

成清 浩史さん(国立妙高青少年自然の家 事業推進係)

成清さん:こんにちは。 国立妙高青少年自然の家事業推進係の成清 浩史と申します。

生まれは石川県で、大学時代に子供達と一緒にキャンプなどの自然体験をするなかで、子供達の成長を見守ることの楽しさや仲間と一緒に何かを作り上げるということにとても魅力を感じて、国立青少年教育振興機構に就職しました。

もともとは能登や赤城にある国立青少年自然の家におり、昨年から国立妙高青少年自然の家で勤務しています。

大学時代から行ってきたレクリエーションやキャンプなどの活動を生かして、今回の親子ワーケーションでは、子供たちと一緒に笑って楽しく過ごしたいなあと思っています。

国立青少年自然の家とは?

——ちなみにおふたりともいろんな場所を回っていらっしゃるそうですが、国立青少年自然の家と呼ばれる施設って全国にどのぐらいあるんですか?

成清さん:東京の本部も合わせて、28施設あります。全都道府県にあるわけではないですが、沖縄から北海道まで全国各地にあります。

——妙高に限らず、「子供の頃に、自然の家で活動した」という声をよく耳にします。国立妙高青少年自然の家の施設は、いつ頃できたんですか?

桑山さん:平成3年に開設以来、32年ほど経っています。

国立妙高青少年自然の家

——もともと、自然の家はどのような目的で作られた施設なんでしょうか?

桑山さん:学校には1つの答えがありますよね。しかし、自然の家では子供の数だけ答えがあると考えています。

例えば、1+1=2といった算数のように答えが1つではなく、それぞれが感じたこと、学ぶこと、気付くことを通して自分自身が成長していくことができる、さまざまな自然体験ができる場所というのが、自然の家が一番大切にしているところです。

妙高でいうと、「源流探検」や豪雪地帯ならではの「雪の中での体験」もあります。このような自然体験を通じて感じることも気づくこともそれぞれ違いますよね。自然体験の中から、青少年の自立ということをキーワードに体験活動をつくっています。

国立青少年自然の家での自然体験

——ちなみに、成清さんは学生時代にはどんな活動をされていたんですか?

成清さん:通っていた大学で、宿泊体験学習を自分たちで企画運営する学生団体に所属していました。国立能登青少年交流の家や県立の施設を使って子供たちと一緒にキャンプやレクリエーションをする企画を、学生たちで考えて行う活動をしていました。

――先ほど桑山さんがおっしゃっていたように、感じることは子供一人ひとり違うとは思いますが、 いろんな活動を通じて、自然と関わることで感じた子供たちの変化などはありますか?

成清さん:キャンプの特性もあると思いますが、最初は子供たちも緊張してますし、何を話していいか分からない子もいれば最初から元気いっぱいで話しかけてくる子、どうしてここ来たんだろうって顔をしている子など、いろんな子供たちがいます。

でも、自然の中に入ると「虫がいる」「この花、綺麗」など、子供たち一人ひとりにヒットするものが自然の中にはたくさんあって、そういったものが子供の心を開いて一歩踏み出す力になると思っています。

困難に立ち向かったときや一人ではできないことも「一緒にやってみようか」といったコミュニケーション能力の向上など、人それぞれ伸びる力や満足する部分、そこから一歩踏み出せるかどうかも違うので、私たちはそのお手伝いをしていければと思っています。

——自然の中には、子供たちが興味を示すポイントがたくさんあるから、それぞれ感じることは違っていて、一人ひとりに成長があるということですね。

親子ワーケーション自然体験

——8/6〜8に開催予定の「夏休み親子ワーケーション」では、今回初めて源流体験を取り入れました。 改めて源流体験とは、どのような体験なんでしょうか?

桑山さん:国立妙高青少年自然の家の中には、何本か小さい沢が流れています。その沢の中をジャバジャバと歩いて、さかのぼっていきます。

途中、多少の段差をよじ登らなければいけない部分や、膝上まで水がたまっている部分などを乗り越えながら、沢の真ん中をさかのぼっていくと、最終的に源流点で水が湧き出るポイントに辿り着きます。

まさしく都会では味わえない妙高ならではの経験になると思います。

——地元に住んでいる私たちでも、実際に水が湧き出るポイントを見たことがある人はあまりいないと思いますし、とても貴重な体験ですね。

国立妙高青少年自然の家では、このほかにもさまざまなイベントや催しを開催しておりますので、ぜひホームページにて詳しくご覧ください。

おふたりからのメッセージ

——最後におふたりから一言ずつお願いします。

桑山さん:妙高には本当に自然がたくさんありますし、国立妙高青少年自然の家にはそれぞれの学びや気づき、感じ方がたくさんあります。ワーケーションに限らず、ぜひお越しいただければと思います。

成清さん:国立妙高青少年自然の家では、ご家族で気軽に利用できる「妙高かんたん宿泊プラン」もあります。簡単に申し込みができますので、ぜひご家族でもお越しいただければと思います。
皆さん、ぜひ国立妙高青少年自然の家でお会いしましょう!

——ありがとうございました。

妙高山ポーズにて記念撮影をしました

妙高 夏休み親子ワーケーションについて

妙高ワーケーションセンターでは、2023年8月6日(日)〜8日(火)の2泊3日、夏休み親子ワーケーションを開催します。

国立妙高青少年自然の家にご協力いただき、2022年3月よりこれまで3回親子ワーケーションを開催してきました。

4回目となる今回の親子ワーケーションも、みなさまにとって、充実した楽しい思い出になるようにしたいと心から願い、企画しました。

今回も、子どもたちの日常では体験できない自然での活動や、同年代のお子さん同士の交流。親御さんたちの快適なテレワークはもちろんのこと、テレワークに限らず、子どもから離れて一人の時間をゆっくりと過ごすなど、それぞれの時間を楽しく過ごしていただけるよう企画しました。また、交流会なども予定しています。

私たちもみなさまとお会いできますこと、楽しみにしております。

※※お申込みはこちら※※

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