このイベントは、「越境学習」にご関心をお持ちの方に向けた内容です。普段勤務している会社や職場を離れ、まったく異なる環境に身を置くことによって、新たな視点などの学びを得ることができます。

今回の越境先は「自然」。自然から得られる越境学習とは？　ビジネスに役立つヒントとは？

※

もしあなたが、越境学習にご関心をお持ちでしたら、「会社とは異なる環境で、仕事に役立つヒントが得たい」「さまざまな体験を通じて成長したい」と、お考えではありませんか？会社とは異なる環境、異なる価値観に身を置くことによる学びが、わたしたちを成長させてくれます。

特に、近年の人口減少社会やコロナ禍のような不確実性の高い社会では「リスク含みの環境を、どう、歩むか」が、大切な能力であり、力です。

一方、わたしたちが所属している「会社」という組織は、同じ環境で働く、似たような価値観を持った人たちの集まりです。そのような中で、不確実性の高い、リスク含みの環境を歩む能力（つまり、リスクマネジメント能力）は、どうすれば身につくのでしょうか。

実は、リスクへの対応力を、実践的に学べる環境があります。それが、自然です。

たとえば、多くの自然環境では、人の手で管理されていないために数多くのリスク源があり、それによって生まれるリスクがあります。リスクを回避するためには、まだリスクが見えない段階から、あらかじめ想像し、考えておく必要があります。つまり、リスクマネジメントです。

実は、多くのリスクがある環境の中で、過剰でも過小でもなくリスクに対応するには、リスクの分析や評価が不可欠です。それを習得することで、リスクマネジメント能力を高めることができます。

このような、リスクマネジメント能力は、不確実性の高いビジネスシーンにおいても、とても大切なのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、この「リスクマネジメントと越境学習」について紐解きます。

第１部の講演では、認知心理学の観点からリスクマネジメントを研究されている静岡大学の村越真さんをお招きし、自然環境の中で、高いリスクに身を置いている活動者が「どうリスクマネジメントを行なっているのか」という研究を通じて、危険認知やリスクマネジメント能力を高めるために必要なポイントについてご講演いただきます。

第2部では、新潟県妙高市で、アウトドアの専門家の育成を通じ、自然環境によるリスクマネジメントを実践している国際自然環境アウトドア専門学校の小野彰太さんを交え、リスクマネジメントの現場から、越境学習についてお話いただきます。

未来が予測しづらいビジネス環境の中で、どうすれば、リスクを過度に怖がらずに、新たなチャレンジができるのか。その、実践方法について学べる90分です。

■イベント詳細

日　時：2022年10月24日（月） 15:00～16:30
会　場：Zoom
定　員：30名
参加費：無料

■登壇者

村越 真（むらこし・しん）。1960年静岡生まれ。専門分野は認知心理学。ナヴィゲーション・リスク認知・安全教育。現在もオリエンテーリングやマウンテンマラソンなどで自らリスクと付き合うとともに、読図やリスクマネジメントの講習・講演などを通して研究成果を実践に還元している。主著書は「山のリスクと向き合うために」（東京新聞出版局）、「山岳読図ナヴィゲーション大全」山と渓谷社等。社会的活動として、（公社）日本オリエンテーリング協会業務執行理事、国立登山研修所専門調査委員。

小野彰太（おの・しょうた）。平成元年生まれのゆとり世代。兵庫出身。20歳で妙高という自然豊かな環境を生活の基盤に選ぶ。それからは、都市と地方をシームレスにつなぐ為に、自然と人を繋ぐ仕事を実践。自身の生活は自然が身近で、手間のかかるライフスタイルへシフト。国際自然環境アウトドア専門学校では、アウトドア環境だからこそ養える人間力、持続的な地球環境の回復を支え、地方にも価値を見出す人材育成を妙高から目指し、日々学生と共に学び続けている。2020年からは、これらのノウハウをビジネスパーソンにも届けるため自然を活かした越境学習プログラムの開発に携わる。

■スケジュール

15:00～15:05　オープニング
15:05～15:25　第1部：村越さまご講演『認知心理学にみる「不確実な社会への対応」』
15:25～16:00　第2部：対談『リスクマネジメントと越境学習』
16:00～16:20　参加者によるフリートーク
16:20～16:30　質疑応答・終了

お申し込み・視聴について

当日はPeatixにログインいただき、イベントのお申し込み後にアクセスできる「イベント視聴ページ」上の「イベントに参加」をクリックいただき、視聴をお願いします。
視聴のみでの参加となりますのでお気軽にご視聴ください。

お申し込みはこちらからお願いいたします。